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逆イールドとは?米国経済のリセッション入りの前兆か?投資の基本を学ぶ!

6i9poppa BLOG 投資

今回は、米経済で話題となっている「逆イールド」に関して学ぼうと思います。

そもそも「逆イールド」とはよく聞くがどういった意味なのか。

 

逆イールドとは?米国経済のリセッション入りの前兆か?投資の基本を学ぶ!

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「逆イールド」とは

逆イールドとは、短期金利が長期金利を上回り、イールドカーブ(利回り曲線)の一部などが右下がりの状態となること。

通常、金利は短期金利が低く、長期金利は高い。

 

米連邦準備制度理事会(FRB)や日銀などが定める政策金利が短期金利に影響を与えることに対して、長期金利は市場参加者による将来の見通し(不安がでれば国債が買われて利回り低下し長期金利が下がる等)によって決まる。

将来の不安から長期金利が下がることで長短の利回りが逆転することで逆イールドとなる。

 

「逆イールド」のリスク

「逆イールド」となることで景気後退(=リセッション)が起こると予測されることが多い。

過去の景気後退時も約2年前に逆イールドが発生していることから今回もリセッションが起こる予兆ではないかと言われているが本当なのか。

 

実際に直近の株式市場にも影響が出ていて、米国10年債利回り(長期)が2年国債(短期)の利回りを下回り、NYダウは前日比800ドル以上の下げとなって円高も進んだ。

市場の注目度が高いとされている10年と2年の国債の「逆イールド」は2007年以来。

 

「逆イールド」の例

お金の貸し借りで例えてみるとわかりやすいが、長期でお金を貸すことになれば、貸したお金を長期で使えなくなるし、返済をきちんとされるかというリスクもあります。

そのため、貸した方は高い金利をかけたくなりますよね。だから長期間になれば金利が高くなるのです。

 

また、インフレも考慮する必要があります。

100円を10年貸したとして、10年後にインフレで物価が上がっていたら100円で買えたものが買えなくなっています。

そのためにインフレ分を金利にのせたくなりますよね。

それが短期・長期での金利の差とも言えます。

 

「逆イールド」は、短期的に好景気でインフレが起き、長期的に不景気でデフレになると想定される時になるのではないか。

ただ、上記でも書いたように市場参加者が決めている(中央銀行がはいり調整をかける場合もあるが)ことなので「逆イールド」になったとしても100%リセッションになるわけではありません。

 

「逆イールド」=リセッションではない

市場が景気後退を予測することで、短期金利と異なり市場の影響を受けやすい長期金利が低下することで「逆イールド」となる。

ということは、逆イールドは市場からの景気後退予測そのものなので、逆イールドの発生自体必ずしも景気後退を表すものではありません。

 

まぁ、それによって全体が動かされて実際に起こることもあるのでしょうが。。

 

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